例えば、IE6-8に専用のスタイルシートを設定したい場合、<header>〜</header>にこのように条件付きコメントを書きまよね。
<!--[if lt IE 9]>
<link href="style.css" rel="stylesheet" type="text/css" media="all" />
<![endif]-->
普通にhtmlファイルに書くならこれで良いですが、このままDreamweaverのテンプレートに書くと、コメントアウト扱いになって無視されてしまいます。テンプレートが反映されるhtmlファイルの階層によって変更されるはずの、cssファイルへのリンクが自動で変更されません。
そこで、このようなDreamweaverのテンプレートに使う変数の書き方を利用します。
@@(変数名)@@ → 変数を使いたいとき
@@('出力したいテキスト')@@ → テキストを出力するとき
これは条件でテンプレートの表示が変更ができる便利なものですが、これで先ほどの条件付きコメントを書き直します。
@@('<')@@!--[if lt IE 9]>
<link href="style.css" rel="stylesheet" type="text/css" media="all" />
<![endif]--@@('>')@@
このように、それぞれ「<>」を「@@(”)@@」で表示させることによって、テンプレートファイル上ではコメントではなくなりますので、cssファイルが正常に読み込まれるようになります。
そして、テンプレートが反映されるhtmlファイル上では、コメントとして出力されるようになりますので、「条件付きコメント」として機能するようになります。
顔文字みたいで笑えますが、Dreamweaverを使うときにはかなり便利なので、覚えておいて損はないですよ。