SLIK PRO580DXは、海外向けの輸出専用品で日本で発売されていないモデルです。国内向けだと、プロ500DXIIIに相当するようです。
ケンコー・トキナーのオンラインショップか、Amazonで手に入るのですが、棚ずれ品(古い製造日の売れ残り品)の扱いになっていて、保証書が付きませんので注意が必要です。(こんな頑丈な三脚なので、最低でも1年くらいは余裕で壊れないかなと思っています。レンズ買うよりずっと安心?)
その変わり、同等品よりかなり安い値段で買うことができます。(ケンコー・トキナーのショップに在庫があれば、会員割引使って1万ちょっとで買える!)
雲台は3WAYで評判の良いSH-806Eです、雲台単体で買っても実売約11,000円ですのでかなりお得です。雲台買ったら足がついてきた状態ですね!
【主な仕様】
縮長:730mm
全高:1679mm
重量:2.78kg
パイプ径:26.8mm
搭載機材の最大重量:7kg
PRO580DX – SLIK
詳しい仕様はこちらです。ケンコー・トキナーのオンライショップに書いてある【主な仕様】は微妙に間違っています。特に重量!
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薄いケースが付いていますが、引っ掛けると簡単に破れそうで怖いですね。もう少し大きめで厚めのケースが良かったなと思いましたが、ただ値段が値段なので贅沢は言えません。
付属のケースでは、片側のハンドルを外して収納する形になります。ハンドルの着脱はすぐにできます。
家で保管したり、車で運搬する程度ならこのケースで十分ですが、登山など長時間運搬する必要があるなら、しっかりした三脚のケースを買うなど、別に運搬方法を考える必要があります。
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軽いEOS Kiss X7を載せてみましたが、全然余裕で参考になりません。大きい望遠レンズ持ってないので試せませんが、この安定感なら結構重いのを載せても平気そうです。この三脚で無理なら、もう大型三脚買うしかないでしょう。
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丁度、満月だったのでPRO580DXを試してみました。
【長所】 ・しっかりと安定する。
・3WAY雲台のSH-806Eが使いやすい。滑らかに動作して狙ったところにガッチリ固定できる。
・大きめのレバーロックが操作しやすい。
私は昔のSLIK SDV-30というアルミ三脚(重量1.2kg)を使っていたのですが、やっぱり使いやすさが全然違います。安定感はハンパないです。雲台は滑らかに動いて狙ったところに合わせやすく、縦横が別に動かせますので、思い通りになります。
脚もレバーロック式で、すばやく脚を伸ばして立てることができます。
【短所】 ・縮長が大きい・少し重い
・付属のケースが貧弱
この重量あっての安定感ですので、ブレ防止を重視するなら、カーボンに比べて多少重いのはしかたがないと思います。車や電車移動なら全然問題ありません。三脚持ち歩く距離が少ないのであれば、この三脚1本で十分でしょう。
登山にもこれくらいの重さで丁度いいという人もいます。山の上だと風がきつい場合も多いので、「軽いカーボン製だと強風でブレまくって残念な思いをした」という書き込みも見かけますね。「ストーンバッグなしの単体でこの安定感はありがたい」ともあります。ただ女性だと山に持っていくにはきつそうです。
コスパが良くてしっかりと安定した三脚が欲しいなら、このPRO580DXはおすすめだと思います。三脚を検討している方はぜひ参考にして下さい。