プリンターで互換インク使ってみたら純正と変わらなくてインク代が1/5になった話!

 仕事柄、原稿の出力や制作物のチェックにプリンターを結構使うのですが、あまりにもインクの減りが速すぎるので、ついにブチ切れて互換インクを試す事にしました!プリンターはインクの減りが異常に速いと評判wの、Cannon PIXUS MG6230です。これでインク代が1/5になりました!

Cannon PIXUS MG6230

 プリンターはきれいに印刷できるけど、インクの減りがハンパないと悪名高い、Cannon PIXUS MG6230です。

Cannon PIXUS MG6230のメーカーページ
価格com Cannon PIXUS MG6230のレビュー



Cannon PIXUS MG6230 インク交換の警告

 うまくインクの交換時期が揃えて、詰め替え互換インクを試してみる事にしました!全て色がインク切れのランプを点滅させていますw



BCI-326+325/6MP [マルチパック] - Cannon PIXUS MG6230 純正インク - 価格.com

BCI-326+325/6MP [マルチパック] – Cannon PIXUS MG6230 純正インク – 価格.com

 この機種の純正のインクはこちらです。価格.comで見ると、約4,300円くらいのインクセットです。




THC-MG5230RSET & THC-326GY5 - ELECOM 詰め替えインク

THC-MG5230RSET – amazon
THC-326GY5 – amazon

 そして、こちらがその互換インクです。調べてみるとELECOM製の互換インクが評判が良かったので購入しました。グレーだけを別に追加で購入しないといけないのですが、全色で約4,400円になります。アマゾンが今のところ一番安いようです。

 しかしこれで5回分使えますので、単純に純正品と比べてインク代が約1/5になります!


※上記に付属している、ICチップのリセッターには、プリンターのUSBケーブルを使いますので注意して下さい。下記のようなUSBケーブルのABタイプです。
プリンターUSBケーブル





詰め替え互換インクの内容

 こちらが購入した詰め替え互換インクセットの内容です。純正インクカートリッジに穴を開けて、インクを注入するタイプです。

 インクのボトルと、純正インクのカートリッジに穴をあける簡単な工具、インク残量を記録するICチップをリセットするリセッターがついています!





互換インクの注入作業

 説明書を見ながら作業を行うと、簡単に互換インクを注入する事ができました。ただインクがはねる事もありますので、インクが飛び散っても問題ないところで作業を行うようにして下さい。
 ティッシュを手元に置いておくと、インクがこぼれた際にすぐに拭き取れますので便利です。

 このELECOMの互換インクは肌についても人体に影響はないそうですよ。


1.ICチップのリセット


ICチップのリセッター

 まずは、インクカートリッジに入っている、インク残量を記録するICチップをリセットします。互換インクセットに付属している、こちらのリセッターを使用します。





ICチップのリセッター USBケーブル接続

 リセッターにプリンターUSBケーブルを接続します。こちらは自分で用意しないといけませんので、注意して下さい。

 昔のプリンターでしたら、付属品でこのケーブルがついていましたが、無線LANで接続する最近のプリンターはついていない事が多いようですねー





ICチップをリセット

 リセッターの端子に、インクカートリッジの端子を押しつけて、ICチップをリセットします。このカートリッジの場合、ランプが2回点滅して、3回目で点灯に変わったら成功です。





2.インクカートリッジに穴を開ける


カートリッジ穴明け工具

 次にこちらで、カートリッジにインクを注入する穴を開けます。

 正確には穴を開けるのではなく、元々カートリッジについているの空気穴のようなものを利用して、インクの注入口を作ります。





カートリッジ穴明け作業

 このように工具をセットして、ネジを回すだけで注入口ができます。元々ある空気穴の栓を上から押して貫通させるようなイメージです。


 私がこの作業を行っていて、ネジを回しきってもこの栓が落ちなくて、うまくいかなかったカートリッジが一つだけありました。その場合、工具を外してネジだけを穴に入れて、金槌で少しずつ上から叩いてあげるとうまく行きました。もしもの場合、試してみて下さい。





インク注入口 完成

 このようにインクの注入口が開きました。インクがまわりについているようなら、ティッシュで拭き取っておきましょう。





3.互換インクを注入する


互換インクを注入

 注入口から互換インクを注入します。こぼれないようにゆっくりと注入します!





互換インクボトル

 このインクの場合は、ボトルが上下の2つの部屋になっていて、上の部屋には一定量のインクしか入らないようになっています。

 この上の部屋に入るインクをカートリッジに全部入れたら、注入は完了です。感覚的には全部入れるとインクが溢れてきますので、少なめに入れるといいと思います。


 これで互換インクの注入作業は完了しました!お疲れ様でした!





テストプリント


 純正インクと互換インクで、写真用紙に4000×3000ピクセルの写真を印刷して、どの程度色が違うのか確認しましたが、正直まったく同じようにしか見えませんでした。
 多少色合いが変わるかなと思っていたのですが、とんでもないです。素人目ですが、まったく同じ。どちらが純正インクの印刷かわからなくなるほどです。


純正インクのプリント
純正インク テストプリント



互換インクのプリント
互換インク テストプリント


 上のテストプリントは、4000×3000ピクセルの写真を、純正インクと互換インクそれぞれで印刷して、それを600dpiの設定でスキャナーに取り込んだ画像です。

 この上の画像は実物の写真より、スキャナー取り込み時に劣化していますので、実物の写真より違いがわからない可能性が高いですが、一応貼り付けけておきます。








 いままで互換インクは、色合いが純正インクに比べて劣るものだと、勘違いしていましたね。これだけ簡単に注入が行えるなら、このコストパフォーマンスは本当に魅力的です。

 色に関しては写真の印刷で素人目で違いがわかりませんでしたが、ひょっとしたら紫外線や経年変化の劣化具合に違いが出てくるかもしれません。

 しかし私も別に写真家というわけでもありませんから、私のプリンターの用途であれば、これで十分だと判断しました。


 最近のプリンターの値段からすると、「壊れても修理に出すくらいなら買い直す」くらいの消耗品感覚になりつつありますし、買い換え後使えるかわからないインクの買い置きももったいないですし、遠慮なくガンガン印刷できますので、今はこれで十分かなと思っています!









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