海底からメタンハイドレート採取に成功 – NHKニュース
メタンハイドレードが日本近海に大量に存在することは、これまでわかっていたのですが、メタンハイドレート自体が、水深500m以上の高圧で、かなり低温度でなければ存在できませんので、そんな場所からどうやってメタンガスを回収するのかが課題だったそうです。
この過酷な条件を知ってしまうと、海底からメタンガスの回収することが、困難であることが良くわかりますね!
しかしこの注目の実験が成功し、メタンガスが回収できるようになりましたので、これで一気にメタンハイドレートの実用化が見えてきました!
メタンハイドレードの埋蔵量
ハイドレートの世界分布
via メタンハイドレート-wikipedia
こちらは、「1996年のアメリカ地質調査所の調査によるハイドレートの分布図」です。黄色の箇所がガスハイドレートの示しています。世界的に見ても、日本の近郊と北アメリカ大陸の南側に集中してるのがわかります。これだけ自国の近くに埋蔵されているとは、日本はかなり運がいいと言えます。
日本近海の分布
via メタンハイドレート-wikipedia
日本近海では、主に南海トラフ付近に存在するようです。さらに上の図では出てきませんが、日本海側にも広く埋まっているのではないかという話もあるそうです。概ね日本の天然ガス使用量の100年分が眠っているそうです。
これを実用化することができれば、日本が資源大国になれるかもしれませんねー 最低でも自国でエネルギーが賄えるようになりたいものです。
メタンハイドレートの基礎知識
メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム
日本のメタンハイドレートについては、こちらが本家のページのようです。最新情報はこちらに掲載されると思われます。
中を読んでみると結構難しいので正直ついて行けませんが、メタンハイドレートのパンフレットとキッズページがありました!こっちの方がわかりやすいのでオススメです!大人のプライドを遠くへ捨てて読みましょう!
新しい天然ガス資源 メタンハイドレート(PDF:3.8MB)
次世代エネルギー メタンハイドレート キッズページ
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メタンハイドレート関連の注目企業
“メタンハイドレート”関連8銘柄に注目!日本近海に莫大な埋蔵量
しばらく話題になることが予想されるメタンハイドレートですが、さっそくこのように関連する企業が注目されています。
主に海洋掘削と造船技術を持つ企業が注目されているようですね。
今回の実験で使われている、地球深部探査船「ちきゅう」を建造したのが三井造船ですし、搭載されている掘削装置を建造したのが三菱重工ですので、これは嫌でも注目されます。
株式市場も沸いていますし、メタンハイドレート銘柄を追いかけるのも面白そうです!
今回の実験は、今後しばらく安定してメタンガスの回収ができるかどうか、試験を続けるそうです。この試験を行なっている海域には日本の天然ガス消費量の14年分が眠っているそうです!
5年後に商業化を目指すそうですが、原発に変わる次世代のエネルギーもまだ見つかっていませんし、本当にうまくいくといいですねー!