今回、金環日食の観察のために用意した日食メガネは、ガラス製ゴーグルタイプの「太陽グラス」というものです。これは溶接面のガラス部分を応用したものらしく、分厚いガラス製で頑丈そうです。溶接面と同じく太陽は緑色に見えます。値段は500円くらいです。
普通にメガネのようにかけて使用する日食メガネも考えたのですが、紙でできていますしすぐに痛みそうなのでやめました。また太陽グラスの方が太陽の様子を撮影できるとのことでレビューを見て、これに決めました。
今回はどのように太陽の様子を撮影すれば良いのか、実際に試してみました。
パターン1:腕を伸ばして太陽グラスを固定して撮影
左手に太陽グラスを少し離して持って、右手にデジカメを持って撮影しました。なんとか太陽を撮影することができましたが、上の写真の赤い囲みが太陽です。3パターン試したうちで一番まぶしくて、どこに太陽があるのか、ハッキリ言ってわかりません……これはダメですね。
パターン2:目前で太陽グラスを固定して撮影
まぶしいので、パターン1よりももっと手前に太陽グラスを持ってきて、撮影したのがパターン2です。これでもまだまぶしいですね。ガラス面に撮影したカメラが反射して写ってしまいました。ガラス部分にあまりのまぶしさにブッサイクな顔をしかめているのですが、無視して下さい…… こちらも赤い囲み内の緑の丸が太陽です。一応写りますが、これもダメです。
パターン3:カメラレンズに太陽グラスを密着させ撮影
もうこれしかないと言うことで、カメラのレンズに太陽グラスを押しつけて撮影しました。このように少しぼけた感じでなんとか撮影できました。うまくピントが合わないので強制的に撮影ボタンを押しています。もう少し拡大して撮影すれば、太陽が欠けた状態を多少マシに撮影することができるかもしれません。
ピントは遠目の景色でシャッターを半押しして固定してから、日食メガネなどにレンズを押しつけて撮影するといいそうです。(追記12/5/18)
撮影時のまぶしさは、デジカメの液晶画面に顔をくっつけるようにすれば、太陽グラスの影にもなりますし、かなり耐えられますので、この方法で金環日食の撮影にチャレンジしてみます。
おわりに 1眼レフで日食撮影用のフィルターが販売されているそうですが、1眼レフだともっと綺麗に撮影できそうですね。コンパクトデジカメ+太陽グラスだと、このくらいの撮影が限界のようです。パターン3だと日食メガネのレンズを使ってもできるそうですが、とにかく目を痛めないように注意しましょう。
コンパクトデジタルカメラ – 日食撮影|2012年金環日食
金環日食の撮影にチャレンジしませんか? – 富士フイルム
太陽撮影用フィルター – marui