今回はこのように意図的に操作された情報をどのようにして見破るのか、その具体的な方法を考えます。
link:ステルスマーケティング – wikipedia
しかし最近急に騒がれるようになりましたが、ステルスマーケティング自体は、今に始まったような手法ではなく、昔から存在しました。たまたま先日の事件において広く知られるようになっただけだと思います。
ネットの世界ではご存じの通り、自分の意見を自由に発信することができます。そこには誰のチェックも入らず言いたいことを言っているだけの世界というのが大前提です。
そのため、その情報を見た受け取り側が、それが本当かどうかの判断は常に必要となるのが基本です。ではどのようにして判断するべきなのか、その嘘を見抜く方法について考えてみましょう。
まず誰が書き込みを行うかわからないwebサイトや掲示板は判断が難しいので、最初から信用しない方が無難でしょう。(前後の話の流れから判断したり、次の調査へのヒントになる場合は多々あります)
今回は比較的検討するのが簡単な、ID,PASSを入力してアカウントを登録して書き込みを行うサイトについて、書き込みが意図されたものではないかどうか判断するコツを考えます。いろいろな角度からのチェックで総合的に判断しましょう。
目次
その1.書き込みした人の他の書き込みをチェック
意図的な書き込みに多いのですが、ごく最近作ったアカウントで、他の書き込みも含めて書き込み数が極めて少ない人から、たくさんの書き込みをされているかどうかをチェックしてください。これが多いとかなり怪しいです。
こういう評価をしている方々は、総じてマメな性格で数多くの書き込みを行っている方が非常に多いと思います。レビューの初心者の方も、もちろんおられるとは思いますが、大半の書き込みが「書き込み総数の極端に少ない人」だとすると、疑うまでもありません。
その2.具体的な話が出てくるかチェック
書き込みにどの程度具体性があるかチェックしてください。飲食店であれば、どんなメニューを食べて、どういうところが良かったのか書いてあれば信憑性が高いです。
例えば、「先日、シーフードとトマトソースのパスタを食べました。プリプリの海老とイカ、大きなホタテが絶妙でした。このシーフードは今朝採れ立てのものを使っていると壁に書いてありましたよ~ おすすめのお店なので、ぜひ足を運んでみてください!」と書かれていれば、ほぼ確実に行ったことのある方の意見だと予想されますので、参考になります。
その3.多数の書き込みで同じようなことを言っていないかチェック
いろいろとマメに書き込みをしている人の書き込みだけを注目して、同じようなことを言っていないかチェックしてください。例えばホテルの場合、景色がきれいをいう書き込みが多いのであれば、本当に夜景がきれいなのは真実かもしれません。
その4.他のサイトの評判をチェック
例えば飲食店であれば、食べログとぐるなびなど併用している場合が多くあります。他のwebサイトではどのような評価になっているかチェックしてください。複数サイトをチェックしてみて、このサイトは評価が極めて良いのに、他のサイトでは評価が高くないとか、バラバラな感じだと疑わしいです。
しかし、同じ商品でも楽天とAmazonの評価が全然違うことは良くあるので、書き込みの数と内容をよく検討してください。(Amazonの評価の方が辛口のような気はしてます)
その5.商品やサービスに合ったwebサイトの評価をチェック
例えばPC関連やデジタル家電の評価を見るのには、価格comが非常に参考になります。あそこで意図的におかしなことを書き込もうものなら、詳しい方々に総ツッコミを受けて、化けの皮などすぐにはがれてしまいます。でも同じ商品のレビューが、楽天やAmazonにもありますが、やはり詳しさで言うと価格comの方が優れているように感じます。このように商品に合ったwebサイトのレビューを見るのがおすすめです。
その6.ランキングが短期間で急激にアップしたかチェック
そのwebサイトのランキングの常連ではないのに、いきなりtop10入りしたショップや製品などは一度疑った方が良いかもしれません。しかしTVで紹介されたとかで、一気に注目が集まった場合もありますので、一概には言えませんが……
このくらいチェックできれば、いろいろ見えてくるのではないでしょうか。感じ方は人それぞれの部分もありますので、ネットの情報は頭から信じずに、参考程度に考えましょう。
コメント