今までのfacebookページでは訪問者のアクセスは、
welcomeページ → 【いいね!】押す → ウォールやコンテンツの表示(いいね!を押す動機)
このような流れでしたが、今後はいきなり「ウォール表示」から始まるため、ウォールを中心としたアピールがメインとなりそうです。しかも小さい「いいね!」ボタンを、わざわざ押さないといけませんので、今までのように「いいね!」は集まらないと想像することができます。(facebookアプリを使えば可能らしいですが、試していないので不明です)
新しいタイムラインに変更後は、アピールできることもウォール投稿くらいに限られてきます。そのため各ファンのfacebookに表示されるウォールの投稿に、ファンにとってのメリットをどれだけ詰め込むことができるのかが勝負となり、「いいね!」を押してもらう動機となります。これからは間接的に「いいね!」をもらうしか方法がないために、ハードルが一気に高くなりました。
とはいえ「価値があるからファンになる」というのは、あたりまえのことですので、本来の姿に戻っただけとも言えますね。
これからのfacebookページ運営は、どのようにしたらファンが喜ぶのかを、常に考えてコツコツ実行できるところだけが「いいね!」を集めることが可能になるのでしょう。しかしこれからさらにソーシャルメディアに対して、本気で力を入れていくのであれば、クライアントに説明して専門の担当者をつけてもらわないことには維持していくのがなかなか厳しいかもしれません。
(代行するにしてもファンがなにを求めているか、本当の意味ではクライアントの方が詳しいわけですし、コメント一つにしても代行で返事するわけには行きません)
では具体的にどのような投稿をウォールに流していけば良いのかですが、ひとまず考えられるのは、いろんな切り口から商品やサービスに注目してアピールしていけば良いのではないでしょうか。
例えば最近の野菜などは、スーパーによっては誰が作っているのか顔写真付きでカードを貼って売っていたり、郊外では農家の方々が自分の手で商品を陳列して販売する直売所が人気で連日満員です。
これはその生産の裏側を知ることによって商品を信頼し、自らの手で商品を選びたいと考えている人が多くなってきている証拠です。webやfacebookはそういったものを紹介するにはぴったりのメディアだと思います。特にfacebookは気軽に投稿できる機能を最初から持っていますので、小出しにその商品やサービスの見えない部分をアピールことから始めるのはいかがでしょうか。
その商品やサービスが「なぜ存在しているのか」、「どのような思いで生み出されたのか」、「開発者のこだわりはなんなのか」そんな裏話をファンに知ってもらい、コツコツと交流を積み上げていくのが「いいね!」の近道かなと感じています。
とはいえ、アイデア次第ではさまざまなファンとの交流方法が手軽に試せると思いますので、私も機会があればいろいろとチャレンジしてみたいと考えています。もしどこかのfacebookページが面白い企画を行っているのを見つけたら、教えていただけると嬉しいです。